【パナソニック・ビストロ】買って後悔したこと・満足したこと
我が家にビストロがやってきて1カ月。
それはもう大活躍してくれていて、もう前のオーブンレンジには戻れないと思っていますが、一方で完璧に大満足というわけではありません。
↓↓その4カ月後……ビストロ購入5カ月目の感想はこちら↓↓
ビストロを買って後悔したこと
人には、高い買い物をすると、それが素晴らしいものだと思い込む性質があります。
そのため、一般的に高い家電にはネガティブなコメントがつきづらい傾向にあります。
そのことを踏まえてあえてビストロに後悔している点をあげるとすると、「自動スチーム機能がいまいち」な点です。
ライバル家電であるヘルシオには「まかせて調理」という機能があります。これは、付属のグリル皿や網に卵や野菜、パン、魚、肉など冷凍&常温のものをあれこれ乗せてボタンを押すと、自動で美味しくスチーム調理してくれるというものです。
これに対応する機能はビストロにはありません。
レンジ機能でなら似たようなものはありますがスチームではないので、スチーム特有のもちもち感を得ようとすると手動か自動スチームを選ぶことになりますが、自動スチームはあくまで「あたため」対応なので自動調理はしてくれません(レシピ指定の自動調理なら、スチームを使うものもあります)。
2つ目は、グリルやオーブン機能がウリであるものの、自動グリルや自動オーブンはあくまでレシピにある通りのものか、それに似たものにしか対応していないことです。
理想は、「肉1枚を入れてボタンひとつでこんがりベストに焼きあがる」でしたが、なかなかそうもいきません。
なので、似たようなレシピを探す手間があるので、できるだけ頭を使いたくないときには少しイラッとします。
3つ目は、グリルやオーブン使用直後のレンジ機能がバカになる、という点です。これは説明書にも記載があります。
グリル後は庫内が高温になります。この状態のままレンジを使うとなると、普段は自動で働くはずの「ちょうどいい温度にあたためてくれる」機能のセンサーが働きません。なので、庫内を冷ますモードで冷やしてから使うか、ちょうどいい温度で温めることに対して妥協するしかありませんが、妥協すると、一部冷たいままで出来上がってしまうことも。
ただこの問題は、グリル料理を後回しにすることで回避できます。
また、大活躍なグリル皿ですが、裏側についた樹脂がグリル使用時にかなり臭いです。パナソニックに問い合わせたところ、加熱後のニオイは特に人体に害はないそうですが、めちゃくちゃ臭い……。窓を開けて換気しないと気分が悪くなるレベルです。
でもこの樹脂があるおかげで、上段ではグリル、下ではレンジのあわせ技ができるようです。
次のシリーズではこの難点を改善してほしいです。
【2022/10/07追記】
Panasonicビストロを購入して結構経ちました。
相変わらず愛用していますが、グリル皿をほぼ使わなくなりました。理由は、グリル皿裏側にある樹脂が加熱するとめちゃくちゃ臭くて部屋中にニオイが充満するからです。頭痛がするレベルです…。気にならない人は気にならないかもしれませんが、ニオイに敏感な人、ワインなどを嗜む嗅覚が訓練された人、普段無香料生活を送っている人などは気になると思います。
また人間が気になるということは、犬や猫など動物はもっとストレスになると思います。鳥に関しては、もっと心配。
Panasonicに問い合わせても、問題なしの回答でした。とても残念です。
我が家には犬がいるため、次はSHARPのヘルシオを購入しようと思っています。
ビストロを買って良かった! 満足した点
以上にあげた残念な点がありつつも、トータルではかなり満足しています。
まず、レンジ機能がかなり優秀なことです。常温&冷凍のものや、解凍時間が違う冷凍食品を複数一緒に入れても、ベストな状態に解凍&あたためしてくれます。センサー、本当に優秀(たまに一部硬かったり、一部温め過ぎたりはありますが)。
2つ目は内蔵レシピが美味しいことです。和洋中をまんべんなくフォローしており、料理が苦手な人でもレシピ通りに作ればかなり美味しく仕上げることができます。
これは料理がほぼできない家族が、ビストロのレシピ通りにつくったメニューの数々です。簡単で美味しくて最高でした。
夫婦で一方が料理が苦手という場合は、いちいち教えなくてもいいので重宝すると思います。
また、ビストロの中でNE-BS2700は新しいレシピが次々と更新されるという利点も。この機能は下位機種にはありません。
3つ目はワンボウル自動モードが優秀な点です。
ワンボウルは、分量通りに作ることが必要なメニューの他、材料や調味料を気分で適当に入れてワンタッチで作ってくれる超便利な「やみつき野菜」「自動煮物」「ゆで野菜」モードがあります。
ヘルシオにある「まかせて調理」のような機能はありませんが、このワンボウルの自動モードは非常に便利です。
ボウルに野菜を入れてラップしスイッチオンしたら、水なしで適度に茹でてくれます。これには感動しました。いちいち時間を気にしなくていいのが良いです。
そして煮物をしたい場合は、ボウルに切った野菜と冷凍肉と適当な調味料を入れてスタートボタンを押したら終わり。何にも考えなくても、気づいたら美味しく仕上げてくれています。
4つ目は温泉卵が簡単に作れることです。温泉卵の自動調理モードがあるので、1~4個を入れてワンタッチで出来上がりです。毎日作っています。お鍋でも作れますが、手間が省けるのは最高です。
5つ目は意外にグリルが便利な点です。
普通のレンジにはオーブン機能はあっても、グリルがなかったりします。グリル機能はオーブンのように温度設定しなくてよく、さらに予熱もなしなので手軽。この機種の場合は途中でスチームも発生させられるため、多くのメニューに対応できます。
6つ目は、思っていたほどお手入れが大変じゃなかった点です。
買う前は、スチーム後の手入れや水タンクの入れ替えなどがかなり面倒という前評判を聞いて震えていましたが、そうでもありませんでした。
スチーム後はタオルかキッチンペーパーでざっと拭いてから「庫内を冷やすモード」でファンにかける。グリルで肉を焼いたら、脱臭。水タンクは、毎朝変えるだけ。ごくたまにクエン酸洗浄したり、スポンジで洗ったり。
私は相当ズボラなで「そんな程度のことが面倒なの!?」と驚かれるような人間ですが、それでも別に大したことないなと思うレベルなので、普通の人にとっては気にするような話ではないように思います。
7つ目は、300W+スチーム機能がかなり便利なこと。これを使うと、肉まんやシュウマイなど「水にくぐらせてからレンチン」が必要なものが、そのままふわっと解凍できます。
8つ目は、完成温度指定であたためられることです。例えば冷凍ケーキ。カチコチのまま、完成温度をだいたい20℃くらいにしてレンチンすると、超いい感じにすぐ解凍してくれます。アイスだったら-5℃とか5℃にして、ちょっと柔らかくする程度にもできます。冷凍食品も80℃が熱すぎるのなら60℃で。肉のたんぱく質を固めたくないから50℃で……という感じで自由自在にあたためられます。
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